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7月3日 へこみまくりの一日今日もハイキング8時起床。8時半朝食。お母さんがトーストのお代わりを聞きに来てくれた。いつもはお代わりをもらうのだが、あまり食べる気にならなかったので、今日はいらないと断った。しかし通じてなかったのか、サービスのつもりなのか、いつものようにお代わりをしてくれた。せっかくだからお昼用にとって置く。実は今日も予定がない。ゆっくり静養しようと思っていたのだが、貧乏性なのか、旅の疲れも回復してきたのか、あんまりすることがないと、退屈で死にそうだ。無理やり予定を考え、今日は連れが見つけた未知なる滝に探検に行って、ディナーを自分たちで作ろうということになった。 10時半ロビーに降りる。行く前にパパにレンタカーのことを聞きたかったのだが、パパはばたばたと忙しそうにしている。パパはリマソールにもゲストハウスを持っているので、しょっちゅうリマソール行ったりして、結構忙しいのだ。 忙しそうにしていて話し掛けにくいのもあるが、最近金子パパの態度が変なので話し掛けにくい。初めは結構私たちに気を使ってフレンドリーに接してくれていたのだが、ここ最近、私たちに慣れちゃったのか、毎日何もせず怠惰な奴らと軽蔑されているのか、なんとなく態度がぶっきらぼうなのだ。 そんなんだから、気を使ってパパの手がすいた時に聞こうとグズグズしているうちに、パパはさっさとリマソールに出かけてしまい、結局聞けなかった。しょうがない。レンタカーのことはまたあとで聞けばいいよ。出掛けに金子パパが雨がふりそうだと言っていたので、私たちもさっさとハイキングに行こう。水とブドウとチョコレートを買って出掛ける。 探検隊がゆく!カリセアの前の坂道を降りて、森へ入る砂利道を行く。道に入ったら、いきなりすぐそばの家の犬に吠えられた。お父さんとこのジェイムズといい、キプロスの犬はよく吠えるなぁ。ギリシャでは好かれることはあっても、吠えられることなんてなかったのに。さて、ここの道はワイルドなカレドニアンフォールの山道に比べたら、平らだし、砂利道に舗装されていて、とても歩きやすい。途中に休憩用のベンチもたくさんある。へへん、楽勝と思っていたら、急に上り坂になった。げげっ。えっちらおっちら坂を登りきると、いきなり森が切れて、きなり急な下りの階段になった。なんじゃ、この唐突な展開は?!その上、影になるものが何もなくって炎天下。げぇー暑い!下りきったと思ったら、今度はまた急な上りの階段だ。うひゃーキツイ。 やっと階段全部上りきって、さぁこれでついたぞって思ったら、いきなり道がなくなって、崖になっている。なんじゃ?どうすんねん。どうしたもんかとキョロキョロしたら、おっとあそこに滝がある!滝はあるのに道はない。理解に苦しむ。よく見ると崖に獣道みたいな道が申し訳程度についている。つまりここを降りろってこと?おいおい。最後は超ワイルドかい!探検気分満点だ! よいしょよいしょ。おー降り立ちました。ついたよーー。ここの滝は上の滝よりちっちゃいね。でも、滝って大きさに関係なく神秘的だ。近くまでいって、神秘的な滝をじっくり眺める ところが金子パパの言うとおり、だんだん雲が多くなって天気は怪しくなってきた。あんまり長居はできないぞ。少し休憩して崖を登り、見晴らしのいい上のベンチでおやつタイムにしたが、お天気が気になるので、さっさと済ませて、とことこ引き返す。 そのうち空はさらに暗くなり、森の中はもう魔女の住処のようになってきた。これは怖い怖すぎる。ヘンゼルとグレーテルのような気分になってきた。タッタカタッターと逃げるように森を抜け、やっとこさホテルまで帰る。 部屋に戻り、「いやー降られなくてよかったね」と言っていたら、ザザザザァーバリバリバリと大粒の雨と特大雷!うひゃあ、絶妙なタイミングで帰ってきたみたい。よかった。 レンタカーはどうよ外はすごい雨なので、今日はお部屋の中でお昼を食べる。お昼を食べたら、することがないので、パパを待ちがてら、ロビーで囲碁大会としゃれ込む!一回目はわたしの勝ち。昨日負けたので戦略を変えてみたのが功を奏した。二回目は大負けした。んー詰めも甘いし、読みも浅い。まだまだですな。まだパパは帰ってこない。おしゃべりしてたけど、もうわたしは眠くて眠くてボーとしてしまう。そんな時やっとパパが帰ってきた!早速レンタカーのことを聞いたが、結構料金高い。レンタバイクはないか聞いたら、知らないと言われる。ミニバイクは村はずれのビレッジレストランという所で貸しているらしいことだけはわかった。とりあえず今日キッチン貸してもらうように頼んだ。パパのご飯も一緒に作ることになった。 雨もやんだので、4時40分慌てて銀行へ。滑り込みセーフで両替してもらう。ディナーの材料を買い物するついでに、さっき教えてもらったレストランに行ってみる。ミニバイクは貸しているが、ミニバイクでは二人乗りは出来ないと言われる。がっくり。 それならばと、連れはわたしにミニバイクに乗れと言い出した。ちょっと待ってよ!わたしはミニバイクなんて、乗ったことありません!それに免許だって持ってきてません!ということで、この案も没…。ちょっと八方塞かも…。 今後の予定さて、とにかくお買い物を済ませなきゃ。村に戻って、いつものご用達スーパーで買い物する。メインデッシュは照り焼きチキンにしよう!。サブはおくら、サラダ用のキャベツとキュウリ、そしてパンを買った。味付け用にお醤油を探す。さすがはご用達スーパー。こんな山奥なのにお醤油発見!でも、さすがに日本製はなくて香港製だった。しょうがないので香港製を買ったが、ちょっと不安…。無事食材も全部そろえて、ホテルに戻り、今後の予定を話し合った。連れはレンタカーで遠くの修道院に行きたいと主張。ここでレンタカーを借りるとなると結構な出費になる。旅もあと半月ほどになり、そろそろ資金も乏しくなって、考えながら使わなきゃいけなくなってきている中では、きつい選択だ。今後の予算をシビアに立てなくてはいけない。 考えられることといえば、食べることを削るっていっても限界があるので、ホテルのランクを下げることくらいしかない。「予約入れてあるけど、ホテルのランクを下げて、リマソールのホテルはパパが持ってるゲストハウスにしようか。」と連れが言う。 ゲストハウスってことは、トイレとお風呂が共同になるだろうし、他の人と同室になったりするってこと。そんなのわたし耐えられない。だからといって、キプロスの後にはまだ何日かアテネでも観光したいし…。もうわたしは頭がパンクしそう。あれこれ考えたら、すっかり気分はブルーになってしまった。 英語通じず…6時頃下に降りて、用意を始める。ジャガイモと玉ねぎをもらって、スープの具にする。味付けに例の怪しい香港しょうゆを入れたら、やっぱり心配通り怪しい味になってしまった。けど連れが細切りのチキンを入れたら味が良くなった。よかった。つぎにオクラをゆでて、卵としょうゆで味付けする。おーー晩御飯って感じだね♪もうすぐできるので、連れがわたしにパパを呼んできてと言う。いつも交渉役は連ればっかりなので、わたしにもたまにはやらせようということらしい。でも、わたし恥ずかしいし、英語でどう言えばいいのかわかんないし、いやだなぁ。渋々パパを呼びに行く。 自分では「一緒にご飯を食べよう」と言ったつもりだったが、恥ずかしいのと自信がないのと焦っているのとがごちゃ混ぜになって、やっぱりパパに通じなかった。結局連れを呼びに戻って、言ってもらったら、「こいつは何が言いたかったんだ」と言われてしまった。大ショック。わたしにとってはすごく勇気を振り絞ってしたことだったのに…。後から振り返ってみると、忙しくしている時に、わたしが訳のわからんことをゴニョゴニョ言いに言ったので、パパの気に障ったみたい。(T_T) 結局パパは今は忙しいから後で食べると言うので、のけておくことにする。 胃まで痛くなるこのやりとりの間にチキンも焼き上がってディナー完成する。では、いただきまーす。とばかりにかぶりつくはずだったのだが、わたし急にお腹が痛くなってきた。なんでなんで?どうやら、今日はバタバタしていて、おやつもろくに食べていなかったのと、先行きの不安と、パパの言葉に傷ついたショックが相まって胃に来たらしい。持ってきていたお薬飲んで少し収まった。よかった。部屋に戻って、さっきのホテルの件について考えた。わたしはやっぱりゲストハウスは無理。さっきも英語が通じなくってショックだったのに、そのストレスにずっと晒されるなんて考えただけでも胃に穴が開きそう。でもわたしのわがままでこれから旅ができなくなったりしちゃ嫌だし…、ともう考えは堂々めぐり。 さっきのパパとのやりとりですっかり弱気になっていたので、結局ホテルのままにしてもらうよう、連れに頼んだ。シャワーを浴びて眠りについたが、まだ胃は痛い。返す返すも今日はへこんだぁ〜。金子パパには言いたいことが通じなくって悲しかったし、わたしの根性が足りないことが情けなかったし、お昼寝もなく、コンタクトレンズを長時間つけたままだったので、眼精疲労による頭痛と吐き気、そしてこの胃痛。くーーー、最悪な一日だった。(>_<) *ギリシャ*┃アテネ┃ミコノス┃パロス┃ナクソス┃イオス┃サントリーニ┃ロードス┃ *キプロス*┃リマソール┃プラットレス┃ニコシア┃パフォス┃ラルナカ┃ |
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