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1995年6月26日から7月7日

 ┃ データ ┃ アルバム ┃

┃ 26日 ┃ 27日 ┃ 28日 ┃ 29日 ┃ 30日 ┃ 
 ┃ 7月1日 ┃ 2日 ┃ 3日 ┃ 4日 ┃ 5日 ┃ 6日 ┃


6月29日 金子パパにランチをご馳走す

ランチの約束

 8時起床。8時半朝食。昨日朝ごはんが一緒だった3人家族は、もういなかった。ラブリー赤ちゃんだったのにさみしい。今日はホテルのオーナーの金子パパ(わたしたちが勝手につけたあだ名)のためにランチをごちそうする約束をした。ご飯を食べながら相談した結果、メニューは金子パパが大好きなスパゲッティを作ることにする。

 9時半ごはんを食べ終えて、台所を見せてもらいに行った。わー広いネー。さすがホテルの厨房って感じ。少し背が低い方のお母さんが、いろいろ世話を焼いてくれて、鍋とか、玉ねぎとか、いるものを出してくれた。食材は出してくれたもので間に合ったが、あと味付け用にチキンブイヨンがいるので、ご用達スーパーに買いに行く。お買い物はすぐ済んで、まだお昼には時間があるので、部屋に戻って時間をつぶす。11時半金子パパが呼びに来たので、下に降りる。

特製スープスパゲッティ!

 さぁて、作るぞぉー。そうねぇ、今日はハムとベーコンのスープスパゲッティ!トマトソースやホワイトソースのパスタが作りたかったんだけど、今日はソースを作っている時間がないので、手早く簡単でしかもおいしいスープスパを作ることにした。よぉーしがんばるぞ。

 材料はハムとベーコンは1センチ幅に、野菜は玉ねぎ3個、トマト1ヶをさいの目に切る。連れは当然トントントーンと切ってゆく。でも、わたしはたまーーにしかお料理なんてしたことないから、そんなパッパッと切れないんだよぉー。それにこの包丁も切れないんだよぉ〜!手を切りそうで怖いよぉー。なんて状態で、おっかなびっくりで包丁を使う。そんなわたしの危なっかしい様子を見ていたお母さんが、見かねて手伝ってくれた。材料を切っている間に、大きいおなべにパスタをゆでるためのお湯をたっぷり沸かしておく。

 お次は連れがパッパッと切った材料を炒める。大きいフライパンを振って、材料をうまくひっくり返す。そして、そこに水を加えて、ブイヨンで味付け。さぁスープも出来たし、パスタももうすぐアルデンテっていう時に、金子パパが「これもいれろー」とマッシュルームの缶詰を買ってきてくれた。きゃおパパ、タイミング悪すぎ!あわててマッシュルームを切って、スープに加える。そして、パスタもアルデンテに茹で上がった。スープとからめて、連れ特製スープスパゲッティの完成だい!

さぁ、召し上がれ♪

 12時半出来上がったスープスパをテーブルに運び、パパを呼んで3人で頂きます。さぁー召し上がれ!さて金子パパの反応は如何に!パパは無言でKEOの小ビンに直に口をつけて、ぐびぐびいわせて飲み、スパゲッティの上にチーズをバラバラかけて食べる。

 ん、なんだかちょっと様子が変。そして一言。「俺はトマトソースがかかっているのが好きだ」って。あらら。「だってそんな手間のかかるのはすぐできないもん。」と連れも日本語でぼそりと反論する。連れもせっかく作ったのに金子パパに気に入ってもらえなくてなんだがっくりって感じ。でも、わたしは特製スパゲッティとってもおいしかったよ。

 さて、がんばった割に振るわなかったランチの後片付けをして、部屋に戻る。なんだか面白くなくって部屋でテロテロしていたが、2時スーパーに絵はがきを買いに行く。連れは4枚買ったが、わたしは気に入ったのがなかったので買わなかった。

 戻って二人してお手紙タイム。今日はわたしは文章が冴えず、せっかくたくさん書こうと意気込んで買った航空書簡も全然行が埋まらない。結局家族あてに書くのが精一杯だった。それにどうもこの頃日本語が怪しくなってきた。「てをには」といった助詞や形容詞が、なんかおかしいのだ。そんなに英語が上達したわけじゃないのに、変に英語馴れしてきたって感じ。4時半書けた分だけ郵便局に葉書を出しに行く。ホテルに戻り、またまたデロデロする。

ここでもワンちゃんが

 7時ホテルを出て、お父さんの店へ行く。お店に行く途中の家に、毛足の短い黒い小犬と毛の長い白い小犬がいた。私たちが通りかかるとめちゃくちゃはしゃぎまくり。尻尾は振りまくってちぎれそうだし、飛び上がらんばかりに走り回って、今にも門の外に飛び出しそう。おいおいそんなかまってほしいんかい。(^_^;)あんまり激しいモーションだったので、門の外からちょっとかまってあげる。でも、ディナーに行く途中なので、すぐにバイバイって歩き出す。

 まだまだかまってほしいワンちゃんたちは私たちを追っかけようと一生懸命走り出す。しかし私たちが歩いていく方に向かっていくと、階段を下りていくことになって、結果的に私たちから遠くなり、かといって階段を登ると、今度はもう私たちが通りすぎた後なので、また遠くなるというお間抜け状態に陥っていた。君たち、めちゃくちゃおぽんちラブリーだぜい。

 昨日は外で食べたが、店の中に一組先客がいたので、私たちも今日は中で食べることにする。入ろうとした時、ここんちの白い犬が、昨日みたいに唸る。「大丈夫よ」って声を掛けたら、今度は靴の臭いをかいで知ってる人か確かめにかかる。どうやら昨日嗅いだ臭いらしいとわかり安心したようで、いきなり後ろ足で立って、抱っこしてくれ状態になった。なんやねん!さっきとめちゃくちゃ態度違うやんか。ところで、彼の名前は「ジェームズ」と判明。何かずいぶん真面目な名前。

おいしい夕食

 さて、今日のメインはポーク。炭火焼きなので、激ウマ!(>_<)サラダも頼む。キプロスのサラダはどこで頼んでも、大抵お野菜の種類も量もいっぱい山盛り。ギリシャでは量も少しだったし、トマトだけとかきゅうりだけっていうときもあったので、サラダは断然キプロスに軍配。でも、ツァチキは絶対ギリシャの方がおいしい。ギリシャのヨーグルトよりも水分が多いみたいで、シャバシャバで水臭い。いろいろ食べ比べると面白いわぁ。

 食べ終わると8時。食後のコーヒーを飲んでまだ粘る。今日は少し寒いから、中で食べることにしてよかったね。だいぶ粘ってたけど、もうお父さんも片付けるみたいなので、さっさとコーヒーを飲んでお勘定してもらう。今日は6ポンド。なんか計算がアバウトなんでないかい?お父さんに「また明日ね」と言われちゃって、すっかり常連さん気分になり、明日もここでディナーを頂くことにする。

 帰って、今後の旅の予定を具体的に立てる。ひとまず、昨日連れが立ててくれた予定をきれいに書き出して、ギリシャ島巡りツアーでコスタスが作ってくれたみたいに予定表を作る。そしてホテルガイドで値段と立地条件を見ながら、第二希望までホテルを決めた。ここまで決めたんだから、明日早速予約入れてもらおう。そしたら、気分もすっきりするしさ。んじゃシャワーを浴びて、今日は早く寝ましょう。10時半就寝。



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