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1995年6月26日から7月7日

 ┃ データ ┃ アルバム ┃

┃ 26日 ┃ 27日 ┃ 28日 ┃ 29日 ┃ 30日 ┃ 
 ┃ 7月1日 ┃ 2日 ┃ 3日 ┃ 4日 ┃ 5日 ┃ 6日 ┃


6月27日 昨日とは打って変わって平和な一日

プラットレスの朝

 8時起床。8時半下に降りると、一組の家族がいた。パパは映画「激流」に出てきたメリルストリープの旦那さんの役をしてた人に似ていて、ママはショートカットでまだ若そうな人だ。二人とも眼鏡をかけていた。赤ちゃんは2歳半くらいかな。男の子か女の子かちょっとわからなかったけど、ブロンドで青い目でお人形さんみたいにただただラブリー!

 さて、ここの朝食は、ナクソス島のホテル「グロッタ」みたいに給仕してくれる。お給仕をしてくれるのはお母さん二人組。この人たちがベッドメイキングもしている。一人は背が高くて、やらなきゃいけないことだけやるって感じの人。もう一人のお母さんはちょっと背が低くて、まさに「お母さん」って感じの人。どっちかが金子パパの奥さんってことでもないみたい。近所のお母さんがパートで来てるって感じがした。

 朝食には、ハルミというキプロス特産のチーズがついている。ギリシャのフェタチーズみたいにポロポロと、すぐ崩れたりせず、カマボコみたいにモチモチしていて、少し塩っ辛い。トーストはお代わりOKだったので、もう一枚もらった。そんなこんなで、朝食をいつも通りゆっくり食べて、部屋に戻る。さてと、それじゃ、またまたたまった洗濯物を片付けなくっちゃ。やっぱりここもバスタブがなくって、シャワーの所には水をためられない。小分けしてちまちまと洗面台で洗う。連れに広い広いテラスいっぱいにロープを渡してもらって洗濯物を干した。あーすっきりしたー。気持ちいい!。

がんばるわたし

 10時10分インフォメーションに行く。これからの予定を昨日よりもっと細かく立てるために、地図やパンフレットなどもらいまくった。ギリシャでは地図はアバウトで、パンフレットも薄っぺらなことが多かったけど、キプロスのパンフレットは内容がぎっしり。辞書片手にがんばって読まなきゃ。いつも連れが交渉役でがんばってくれているから、わたしが翻訳係でがんばるのだ。

 隣の郵便局は午前中は10時でおしまいだって。えらく早く閉めるのね。でも夕方また開けるらしい。11時ホテルに戻る。部屋には机もないし、資料が広げられないので、ロビーで広げてゆっくり検討することにした。わたしは部屋へ筆記用具や他の本を取りに行く。

 それからひとしきり、地図を広げて計画を練ったり、パンフレットの翻訳をする。すると、郵便の項目に航空書簡は郵便料金が安いことを発見!絵葉書を送るよりも安いのだ。これはいいぞ。航空書簡だと絵葉書よりもたくさん書けるし一石二鳥じゃん。早速買ってみんなにお手紙書こう!それから、たまりにたまっている日記を片づけにかかった。さっさと書かないともう何がなんだかわからなくなっちゃうもんね。

 1時、パパが「がんばってるね。何か飲むか。」といいながらやってきて、わたしの頭をナデナデした。やっぱりわたしのことはすんごいお子様だと思っているな。まぁいいや、せっかくだからオレンジジュースをもらう。このオレンジジュースと言ってしまう所が、お子様度をアップしている原因かも。連れはコーヒーを頼んだ。しばしコーヒーブレイク。

めちゃうまメロン

 2時ランチのお買い物に行く。坂をあがって、T字路を左に曲がるとスーパーがある。ホテルからも近くて便利だ。店の中をウロウロ見て回る。いろんなものがおいてある、村の人ご用達って感じのスーパーだ。2時半ホテルに戻ってランチ開始。テラスのテーブルセットで食材を広げ、ツナときゅうりのオープンサンドを作った。ここでもパロス島のホテル「ナージェス」でぱちってきたカトラリーは大活躍している。んーおいしいっ!!デザート用に買ったメロンは、ハンドボールくらいの大きさもあるのに180円という安さ。

 さて、それをどう食べたかというと、大胆に真っ二つに切り、1人が半分丸ごと食べた!それも豪快にどゃーーとスプーンをぶっさし、ほじくりながらだ。日本ではそんな食べ方できへん(>_<)しかもこれがめちゃうま!おいしすぎ!!一気食いとはまさにこのこと。あっという間にたべてしまった。うっおなかいっぱい…。

 4時シエスタする。昨日は大変だったからね。きょうこそはゆっくりするのだ。6時半さて、もう起きましょうか。晩御飯に出掛ける用意をしなくちゃ。昨日しこたま飲んで酔っぱらったおかげで、シャワーを浴びることが出来なかったので、今日は先に済ませおく。これで心置きなく飲める!!

今日のディナー

 7時半今日も坂の下のタベルナに行く。まだ団体さんは着いていないが、今日も来るみたい。お昼にメロンを馬鹿食いして、そんなにおなかがすいていなかったので、タパス(ラムがあっさり味でおいしかった)と、ツァチキ(ヨーグルトがおいしくなくって水っぽかった)を頼んだ。

 注文を済ませ料理を待っていると、来ました来ました団体さん。今日のお客さんはどんなかな。おや?ださーい格好のイギリス人の中でセンスが良くって、目立っている東洋人がいる。中国人ではあのセンスはないし、英語もうまいので、連れと相談の結果、あの人達は「シンガポール人」ということに落ち着いた。

 さらに、観察を進めていくと、ダサダサ星人たちの中に異常なくらいの美人がいる。ガイドのおっさんが鼻の下ダラーっと伸ばして、彼女にベターと張り付いている。あーいやらしい!そして彼女の前には夫らしき人が座っていた。またこの人が何じゃこら?って言いたくなるくらいダサくて貧相。そのダサダサ夫の横には娘らしい子がいる。またその子がパパにそっくりのダサダサで、そこに輪をかけるようにぶくぶく太っていて、際目付けにヒラメそっくり顔をしていた。ここまでくると芸術だ。

 わたしが推理するところ、「美人の彼女はしけた金持ちの若い後妻で、金目当てで結婚した貧相な夫は大嫌いで、太ったヒラメ娘はもっと嫌いで、こんなしけた所に旅行に連れてこられて、すっかりブチ切れている」と見た。火曜サスペンス劇場か、ドロドロの昼ドラが始まりそうっ(>_<)

さぁてお待ちかねのアダムスパパの出番だ。わたし、アダムスパパの踊りが何で好きなのかわかった。彼の手の表現がいいんだなぁ。やっぱダンスは手でしょ!昨日みたいに芸も始まるが、今日はグラス頭乗せおじさんはお休みな上に、昨日よりも客のノリがいまいちだった。わたしたちもつまんなかったが、アダムスパパもなんか張り合いなさそうだった。昨日に比べたら、さっさとあっさり終わってしまった。芸が終わるとまた下手くそバイオリンになったので、9時半早々に帰る。帰り道、空を見上げると、今日もお空はものすごいお星様軍団だぁ。かっちょいいー。

眠れない…

 10時半そろそろ寝ようということになったのだが、さっき濃い濃いコーヒーを飲んだせいか、目が冴えてしまってなかなか寝付けない。あんまり寝付けないので、テラスに出て、イスを並べて足を乗っけて、ぼーっとする。

 しかーーーし、日本みたいにこうこうと街燈がついてるわけじゃないし、ましてや山の中。それにもう夜中だから誰も起きてない。テラスに出たら外はほんとの真っ暗闇。それに何の物音もしない。もうめちゃくちゃ怖い。とにかく怖い。何も見えない何も聞こえないっていうのが、こんなに恐ろしいものかと、ある意味感動してしまった。

 見えないんだから聞き耳立てるしかない。すごーく感覚が研ぎ澄まされていくのがわかる。じーーと耳を済ませていると、プーーーンという微かな音。あっ、蚊が来たと思って、パッと払ったら、哀れ蚊さんあの世行き。すごい動物的勘と自分で感心してしまった。しかし、とうとう3時頃、連れに外にいちゃダメと、ベッドに寝かしつけられたのでありました。



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