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1995年6月10日から6月16日
 ┃ データ ┃ アルバム ┃
┃ 10日 ┃ 11日 ┃ 12日 ┃ 13日 ┃ 14日 ┃ 15日 ┃ 16日 ┃


6月16日 さよならみんな、さよならサントリーニ!

最後のフィラ散策

 ゆっくりたっぷり寝て、10時起床。朝食に毎日おいしいヨーグルトを食べていたが、今日で全部食べきった。最後にオーレを入れようと牛乳を出したら、なんと牛乳がヨーグルトみたいになって腐っていた…。冷蔵庫に入れてたのに…。日本と違って殺菌消毒してないんかな。良いことだけど、わたしは牛乳が飲みたいんであって、いくら好きでもヨーグルトになってもらっては困るんだな。

 12時30分フィラに行く。フィラの町も今日で最後だ。1週間通い慣れた道をてくてく歩く。町をぶらぶらして、13時30分郵便局で手紙を出す。荷物を梱包して小包にしている人を見かけた。これはいいアイデアだ。いらない荷物をまとめて日本に送り返しちゃおう。次のロードスは大きい島らしいから、ロードスから送ることにする。

 14時お昼はまたもサンドイッチ。フィラの町外れの電飾教会の木陰で食べる。この教会は屋根や上の十字架に電飾がついているのでそういうあだ名を付けた。いつも昼間にその前を通っていたので、残念ながらピカピカ光ったおめでたい教会を見ることはできなかった。残念のような見たくないような・・・。

 15時帰宅。夜中の船に乗るので今のうちに寝だめしておく。17時30分起き出して行動開始。ジャックに船の名前を聞きに行く。詳しいことがわからないので、ブラホ氏に確認してくれるということ。その間に船用に食料を調達に行く。買い物から帰ってきてよくよく聞いてみると、船は24時30分発で、ロードスまでなんと延々15時間もかかるというのだ。げーなんて事だ。しんどすぎる。再度翌日のお昼の分の食料も調達しに行く。

 ついでに次のホテルに電話しなくっちゃね。でも近くにあるキオスクの公衆電話は調子が悪くてつながらない。しょうがないので部屋の電話を使ってホテルに連絡する。出発まで部屋を使っても良いというジャックのありがたい言葉。お陰でゆっくり出来る。ジャックに両替してもらって、近くのタベルナに晩御飯を食べに行く。20時。

みんなにさよなら

 今日は近所のタコの看板があるタベルナにした。いつもフィラに行く道の途中にあって、一度入ってみようと言っていたから実現してよかった。ムサカ、チキンベーコン巻き、ツァチキ、ビール、ネローを頼んだ。

 今日は生ライブをしていた。ラッキー。二人のギターのおじさんがギリシャの民族音楽のブズキの演奏をしていた。とても上手。今日のサンセットは直接は見れなかったけど、筋状の雲が夕日に染まって、またひと味違った美しさだった。日が落ちると、キャンドルランプをテーブルに置いてくれて、とってもロマンチック。お料理もおいしかったし、サントリーニ最後の夜にふさわしい言うことなしの晩御飯でした。

 21時30分帰宅。しばらくコーヒーを飲んでゆっくりした後、22時30分レセプションに行く。写真を撮ったり、ゲストブックにメッセージを書いたりした。ジャックが第二外国語で日本語をちょっとだけかじったことがあると言っていたので、百人一首を書いてあげた。

 瀬をはやみ岩にせかるる滝川の割れても末に逢わんとぞおもふ

 何回も書き直して一番きれいに書けたのを渡した。こういうときにお習字習っとけばよかったといつも思うのよねー。ローマ字で読み方も一緒に書いた。これは古い日本語のポエムだと説明する。連れはブラホ氏に頼まれてホテルの名前を日本語で書いてあげた。日本人向けに宣伝するんだって。なかなかブラホ氏も商魂逞しいのである。

 23時30分謎のおっさんが送ってくれることになった。この人私たちがいる間ずっとアダムと一緒に遊び倒していて、一体何する人なのかわからなかったので、謎のおっさんと呼んでいたのだ。さて、ジャック、アダム、ブラホ氏とそれぞれ握手してさよならを言った。みんなどうもありがとう。とっても楽しかったよ。

謎のおっさん、意外にいい人

 みんなと別れて、謎のおっさんについていく。迎えに来てくれたときとは違う車で行くようだ。小型ジープみたいな車だ。荷物を荷台に載せて、助手席に二人乗って、でっかい謎のおっさんは小さくなって運転している。連れが「君には小さすぎる車だね。」と言ったら、おっさん車の自慢を始めた。「これには15年も乗っている。660CCで小さいからガソリンも食わないし、シトロエンなんだぞ。」へー。ほんとにこの車が好きみたいなので微笑ましかった。

 ところで、何とこの謎のおっさんはブラホ氏のいとこなんだと!ゲー全然似てない。ブラホ氏は小柄の小太りなのに、この人背が高くてめちゃごついで。夏は忙しいので手伝いに来たという事。でもずっと遊んでいるところしか見たことなかったぞ。いつ手伝っとってん!?彼はテッサロニキというギリシャ第2の都市に住んでいて、奥さんと子供と犬がいるんだって。

 初めてこの人といっぱい喋った。見かけの厳つさとは反対にいい人だなぁと思った。もっと早くにこの人ともいっぱいしゃべれたら、もっと面白かったかもしれない。でも私たちも彼も遊ぶのに一生懸命だったからねぇ。(^_^;)

 24時ニューポートに到着。謎のいとこと握手して別れる。それから船を待つこと1時間。どんなにその間眠かったことか。やっと乗り込んだけど、席がいっぱいで座るところもない。ひとまずロビーの椅子に座って仮眠する。さぁてそれじゃあ、サントリーニの夢でも見るとしますか…。


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