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1995年5月26日から29日
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26日27日28日 29日


5月29日 ミコノスタウンは迷路の町

ミコノス島最後の日

 7時20分起床。9時朝食。今日も食堂は少し混んでいた。それからお洗濯して、フロントに明日パロス島に行くボートのことを訊きに行く。明日は8時25分に送ってもらって9時のボートに乗るということだ。ついでに女将さんと少しお話しする。イオカステツアーズのコスタスはいい人ねと言っていた。彼は仕事かプライベートかわからないけど、ここに泊まりに来たことがあるらしい。

 入江の難破船のことを聞いたら、13〜14年前に嵐があってポートがだめになったという事だ。「どこから来たの香港?日本?」と聞かれ、「日本から」というと、「日本人はみんな優しい。」といわれた。風がきついことを話題にしたら、ミコノス島はもともときつい風が吹く島だけど、ここ2、3日は特にきついんだって。やっぱりなぁ。あの風は尋常じゃなかったもんねぇ。女将さんとおしゃべりした後、昨日と同じお散歩コースを歩きながら、難破船やオルノスビーチの写真をバシバシとカメラに収めた。

 12時、お昼にポートオルノスへギロピータを買いにいく。お店はお客さんもいなくて、ウエイターのお兄さんも椅子に座ってのんびりしてる。やってないのかなと思って、「ギロピータできる?」と聞いたら、準備してなかったみたいだけど、「ちょっと待ってね。」と作ってくれた。今日もとってもおいしかった。おじさんありがとう。


さぁ、お勉強するぞ

 お昼の後はスーパーに買い出しに行く。1時10分に部屋に戻ったらお掃除お姉さんが来たので、テラスに避難する。デッキチェアに座って、ギリシャ語会話の続きだ。簡単な挨拶や食べ物の名前なんかを研究する。

 まず挨拶。おはよう=カリメーラ(Καλημερα)、こんばんは=カリスぺラ(Καλησπερα)、ありがとう=エフハリストー(Ενχαριστω)。このエフハリストーがなかなか言えない。ギリシャ語は単語の一番最後にアクセントがあって尻上がりの発音が多いので、慣れないうちはめちゃくちゃ言いにくい。

 食べ物で一番に覚えたのは水=ネロー(Nερο)。なんせ暑くてのどが渇くというのに水が悪いので、ずっとミネラルウォーターのお世話になっていたからだ。いわゆる必要に迫られてというわけ。数字も10までだったら、完璧に言えるようになった。
+ Greekギリシャ語 + 


 2時10分メイキングも終わっていて、部屋はすっかりきれいになっていた。洗濯物もバッチリ乾いている。旅に出る前は洗濯しながら旅を続けるなんて、乾かなかったらどうしようとすごく心配していたが、まぁよく乾燥していること。洗濯物なんてパリパリになるし、髪もぷるぷるってして、しばらくするとすっかり乾いている。ちょっと乾燥しすぎ。

 ところで部屋にテレビがついているので、わからないまま何かとテレビを見ていた。ヨーロッパ各地のニュースや天気予報をやってくれてとっても面白い。ユーロニュースなんてものを見ると、EUにやってきたんだなと実感する。英語放送してくれているので、英語の勉強も兼ねて重宝した。またユーロニュースでは、ボスニアのレポートを常時流していた。さすがヨーロッパで起きている出来事だから、さしせまってるんだ…。


いざ、ミコノスタウンへ!

 さて、今日はミコノス島最後の日なので、ミコノスタウンに繰り出すぞ。5時15分のバスに乗って出発。例のおしゃれなフランス人夫妻と一緒のバスだった。当て所もなくタウンを散策していると、ガイドにも大きく載っていて、超有名なペリカンのペドロ君に遭遇する。なんせ、こやつのキャラクターグッズまで土産物屋で売っているのだ。

 ところがペドロ君は仲間と思っているのか、単なるお馬鹿さんなのか、ペドロ君マスコットをでっかいくちばしでハグハグし始めた。「おいおい何すんねん」と思っていたら、お店のおじさんにホウキで追い払われてしまった。ああーミコノス島のアイドルともあろうペリカンが…。しかし、悠然と立ち去るその姿にはアイドルの風格が。いや、単に呑気なだけか。

 ところでこのミコノスタウンはまるで迷路だ。細く曲がりくねった路地。至る所にある袋小路。あっと言う間に迷子になってしまう。迷いついでにウインドウショッピングだ。見つけた文房具屋さん(多分もう一度行けと言われても二度とたどり着けないと思う)で便せんと封筒を買う。またお手紙書かなくっちゃ。

 さらに、とってもきれいな青いガラスの壁飾りとキーホルダーを売っているお店があった。まだ旅も始まったばかりだというのに、こんなところで買物して良いのだろうかと迷ったが、ここで買わないと一生後悔してしまいそうだったので、エーイと勢いで買ってしまう。しかし突然の出費で軍資金も底をついてしまい、今日の夕食代と明日からの軍資金のために、またもや両替に走ることと相成った。

 そして、両替所でめちゃめちゃかわいい僕ちゃんに遭遇した。とーてもかわいい僕ちゃんで、私たちが僕ちゃんを見ると、恥ずかしくなって、小さなお手手で目隠しをする。「ちょっと見たい。いやん恥ずかしい。でもやっぱり見たい。」を何回も繰り返して、ものすごかわいかった。電池で動いている人形ちゃうかーというくらいだった。

 もう少しラブリー僕ちゃんと遊びたかったが、8時のバスの時間が迫っていたので、あわててバスターミナルにとって返す。バスを逃して、また1時間も待ちぼうけ食らったらやってられないぜぃ。急げや急げ!!しかーしここで近道なんてしようものなら、迷路の町で遭難してしまうので、とにかく知っている道をブンブン歩いた。おかげで8時のバスにはちゃんと間に合った。えがったえがった。


今日のディナー

 8時15分ポートオルノスに入る。今日のディナーはカラマーリ(イカのフライ)、キョフテ(ハンバーグ)、グリークサラダ、ウゾ、ネロー。ミコノス最後のディナーだから、少しだけ豪華。  + Foodギリシャ料理 +

 料理が出てくるのを待つ間、早速今日買った便箋で、友達に手紙を書く。晩御飯の時間が長いのは、ゆっくり景色を見ながら食べているのもあるけど、料理が出てくるまでの待ち時間も長いからじゃないかということに気がつく。だって待ってる間に手紙書き上げちゃったもんね。

 9時15分店を出るとき、ウエイターのお兄さん二人と記念撮影。おいしいギロを作ってくれた、ギロおじさんとも撮った。

 いやー今日も楽しかったね。ところで今日の面白かったことベスト3に輝い
た出来事は!!

《連れ》 1.フランス人夫妻に何回も会った。 2.ギロおじさんの写真 
      3.ラブリー僕ちゃん

《わたし》 1.お兄さんたちとの記念写真  2.ラブリー僕ちゃん 
      3.文房具を買えたこと

でした。次のパロスでは何が待っているのかな。ドキドキ。



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