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1995年5月24日から26日
 ┃ データ ┃ アルバム ┃
┃ 23日 ┃ 24日 ┃ 25日 ┃


5月25日 我らが救世主!! コスタス登場

旅の手配をしなきゃ

 7時目覚ましのベルが鳴る。おはよう。ぬたぬた用意して一階のレストランへ行く。ビュッフェ形式の朝食だ。レストランは広々して、中庭からの朝のさわやかな日差しの中で、とっても気持ちよく、朝食をいただいた。どのお料理もおいしいので、何回も席を立っては、あれもこれも取ってきて、食べまくった。うーーおなかいっぱい…。

 さて、このノボテルは2泊しか予約していないので、今日は明日からの旅の手配をしにツーリストへ行かなくてはならない。朝食の後、一休みしてから、レセプションでツーリストを教えてもらった。イオカステツアーズというツーリストだ。昨日あれだけ迷いまくったので、今日は何とか迷わずにツーリストにたどり着いた。

 ところで、このツーリストの名前になっているイオカステとは、ギリシャ神話に登場するオイディプスのお母さんである。オイディプスは、父と知らずに父を殺し、母と知らずに母と結婚してしまうという悲劇の主人公だ。

 と言う話はさておきツーリストでは、お姉さんにキプロスとエーゲ海の島々に行きたい旨を説明して、はじめにキプロスへの交通手段を確保してもらうことにした。まず値段からいって、飛行機より船の方がはるかに安いが、船は明日の便はないので、アテネに後二日ほど足止めを食らうことになるという。それじゃ、またアテネのホテルを取ってもらわないといけないぞ。それじゃあ困るよぉと、話がややこしくなってきたので、お姉さんから、ここの主任さんらしきコスタス氏にバトンタッチと相成った。


旅の救世主、登場!!

 コスタスはいろいろアテネのホテルを探してくれたが、そのうち「どうしておまえたちはキプロスより先に島の方に行かないんだ。」とか言い出した。「五〜六月はまだシーズン前なので、エーゲ海の島を巡るにはもってこいだ。」というのがコスタスの主張。「俺はこの仕事を15年もやっているんだ。信用しろ。」とここまで言われたら、コスタスに任せるしかない。実際シーズンの7〜8月になると、ホテルの値段も倍に跳ね上がるそうだ。

 コスタスは、船のスケジュールとにらめっこしながら、ホテルのフロントと連絡とって、5月26日から6月25日までのホテルと船の手配を全部してくれたのだ。ただキプロスのホテルは今すぐにはちょっとわからないので、私たちが行くまでに手配をしてくれるということになった。    + 旅のスケジュール +  ちなみにコスタスの選んだホテルの条件は「中心の町から離れているが、静かでビーチに近い。中心の町に近いと便利だが、うるさいからだめ!!」なんだそうだ。確かにその通り。さらにホテルの手配だけでなく、明日の朝6時45分にピレウス港まで行く、迎えのタクシーをホテルに回してくれるということ。至れり尽くせり!!!(^^)!

 そして、極めつけ!!コスタスは、とーてもきれいなギリシャの本を、私たちにプレゼントしてくれたのだ。わぁーうれしぃーー、どうもありがとう☆彡と広げたら、全部ギリシャ語だった。あらっ…。でもきれいな写真を見ているだけでも充分楽しめる。んっだけど、よく考えたら、こんなでかくて重たい本…。これから2ヶ月持って歩くの?!んー、コスタス、なんて言ったらいいのかしら…。複雑。(-_-;)

 そんなこんなの悪戦苦闘の甲斐あって、手配も全部済み、トラベラーズチェックで支払いも済んで無事完了!!なんと、時計はもう2時を指していた。かれこれ4時間も粘っていた。コスタスほんとにありがとう。エフハリストー!!

 最後に、コスタスと厚い握手を交わし、お姉さんにバーイと挨拶して帰ろうとすると、コスタスが「こらこらどっちへ行くんだ。ノボテルに帰るんだったらこっちだ。」と教えてくれた。言われる通りにまっすぐ行ったらノボテルだった。あれっ?行きは一旦広場に出てから来たので、ずっと遠回りしていたことになる。やっぱり、放射線状の町はわからない。


次はごはんやー!

 さすがに2時にもなると、お腹も空いてきたので、買い出しに行く。昨日クルーリを買ったパン屋さんまで足を延ばして調達した。部屋に戻って食料をバクバクむさぼった後は、もちろんシエスタ。シエスタというのはギリシャ、イタリア、スペインといった南ヨーロッパの生活習慣で、くそ暑い日中の2時から5時くらいまでの長い長い昼休みのことである。

 この習慣は働き蜂の日本人から見ると、「何怠けとんじゃー」というように思えるかもしれないが、いやいやどうしてこの風土にあった習慣であるということは、この日中の暑さを体験しないとわからない。とにかく日中は暑くて暑くて暑すぎるのだ。だが、昼間休んだ分、お店はちゃんと夜遅くまで開いている。うまく帳尻は合わせてあるのだ。結構合理的かも。

 かくいう私たちも「郷に入れば郷に従え」で、暑い日中はシエスタを取ることにした。今日はちょっと遅めのシエスタになったが、4時〜7時までゆっくり寝て、8時やっと行動開始。昨日目星をつけておいたタベルナにて晩御飯とする。ウエイターさんが中のショーケースの料理を一つ一つ説明してくれ、奥のおじさんがキッチンの中まで入れてくれていろいろ見せてくれた。

 今日のディナーは、なす、ジャガイモ、あさりの入ったピラフ、グリークサラダ、モツスープ(塩味)。料理は日本にはない味でおいしかった。サラダを頼んだら、サラダの上には、ギリシャのフェタチーズという、山羊のチーズが乗っていた。わたしは食べるの初めて。チーズ大好きのわたしだが、ちょっとこいつは手強い。でも慣れるとおいしいのよ、これが。

 ホテルに戻ると9時過ぎ。それから明日の準備をして、お互いの家族にあてて、今後の予定が決まったことを手紙に書いた。お風呂も入ってやることやったらもう11時半。明日は早いからね、もう寝ましょう。



*キプロス*リマソールプラットレスニコシアパフォスラルナカ

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