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1995年5月24日から26日
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┃ 23日 ┃ 24日 ┃ 25日 ┃


5月24日 やってきたきたグリースに

やっと着いた…

 現地時間5時アテネ空港に到着。さて、思わず緊張してしまう入国審査は、あまりにも簡単で、拍子抜けしてしまった。なにしろわたしが一生懸命書いた入国カードを取り忘れるくらい。その上、取られた入国カードはゴミ箱みたいなものにボンボン放り込まれていた。おいおい、いい加減やなぁー。

 そんな入国審査がすいすい終わったと思ったら、今度はなかなか荷物が出てこない。ゲー勘弁してよーー!!もしかするとウィーンまで行っちゃったの?と不安に思っていたら、やっとこさ出てきた。もうハラハラさせんといて。来て早々荷物なくなったら話にならんわい。ということで、やっとロビーに出られた。

 それにしても、到着ロビーの何にもないことといったらすごすぎる。トイレさえないのだ。しょうがないので出発ロビーの方に移動して、広々したロビーで一服する。これが一国の正面玄関とはねぇ。もうちとなんとかならのかい。

 ちなみにこのように思うのはわたし一人だけではないようで、ある外国のアンケートによると世界の国際空港ワースト1はこのギリシャ・アテネ空港だそうだ。も一つおまけにベスト1はシンガポール・チャンギ空港である。わたしたちはベスト1とワースト1を同時体験したというわけだ。いいんだか悪いんだか…。

 着いたときはさすがに朝が早く真っ暗だったが、夜も白々と明けてきてギリシャでの第一日目の始まり始まり!!が、寝不足で頭がボーとしていて冴えないわたしたちだった。さぁて、ここで気合を入れなおして行動開始だ。空港バス乗り場にえっちらおっちら移動する。切符を買おうとしたら、自動販売機の調子が悪くてなかなか買えず、さらにバスもなかなかオモニア広場行きのバスが来なくって困ってしまった。7時半ようやくバスに乗り込む。乗り込んでしまうと、程良い振動が心地よい眠気を誘ってくれて、何回も気絶しかけた。


なんじゃこら!!

 8時無事オモニア広場に到着。おー、なんか町中に来たぜい。バス停はオモニア広場から少し離れているので、とにかく広場に行こうということで歩き出すが、どうも違うような気がする・・・。よくよく近くの建物を見渡してみると、しっかり反対方向に歩いていた。アテネの町は広場を中心にして通りが放射線状に走っているので、一旦方向を間違うとずんずん目的地から遠くなってしまうのだ。マス目状に通りが交差している町に慣れた私たちは大混乱。

 さらに輪をかけてやっかいなのはギリシャ文字である。よく物理や数学で見るギリシャ文字がそのまま言語として使われているのだ。驚異というか新鮮な驚きだったが、驚いてばかりはいられない。なんと持っている地図は英語で書いてあるのに、通りの名前は全部ギリシャ語で書いてあるのだ。なにーーどうすんねん!ここどこやねん!

 ちんぷんかんぷんのギリシャ文字と格闘して、やっとVATHIという広場までたどり着いたが、今度は今日のホテル「ノボテル」がどこなのかがわからない。結局自力で探すをあきらめ、連れがハンバーガー屋さんで道を聞いてくれたが、お店の人ではわからず、お客のおじさんが教えてくれた。言われたとおりの道を進み、信号待ちをしていると、さっきのやりとりを聞いていた別のおじさんが、「ここを曲がっていくように」と重ねて教えてくれた。よっぽど頼りなかったと見える。まぁ大概二人とも疲れてて、よれてたからなぁ。それにしてもみんな親切。(;_;)

 9時やっとノボテルに到着した。まだ早かったけど、空いている部屋があったみたいでチェックインすることができた。214号室。ヘロヘロになっているのでとってもありがたかった。まずシャワーを浴びて、ジャブジャブお洗濯タイム。あー疲れたよー。とにかくする事はしたので寝ましょう。グーー。


行動再開☆

 夕方の4時あーよく寝た。よしよしそれじゃー荷物をほどいて、あれもしてこれもしてとしてたら、6時になってしまった。しかし外はまだかんかんお日さんが照っている。日照時間が長いとは聞いていたがこれほどとは。そうはいっても昼間とはうって変わって気温はどんどん下がっていくので、夕方からの外出は長袖が必要なことがわかった。ぷらぷらオモニア広場の方まで行く。マーケットでよさそうなペタ靴があったので買う。この靴には後の2ヶ月間ずっとお世話になった。

 8時20分晩御飯を食べに適当な店に入る。メニューがギリシャ語で書いてあってさっぱりわからないので、英語のメニューを見せてもらった。今日のディナーはギロ1/2、スブラキ1/2(サラダ、ポテト付)、水。ところで、ギリシャのレストランは「タベルナ」という。食べる所なのに「食べるな」とはこれいかに。

 帰る途中、近くのパン屋さんでクルーリを買った。クルーリとは直径15センチ位のドーナツ型の固いパンである。今朝いっぱい出店が出ていて売っていたのだが、こっちはヘロヘロだったので買う余裕が全然なかった。しかし、そんな状態だったにも関わらずしっかり横目でチェック!!どおーしても食べてみたかったので、パン屋さんをさがしまくり、めでたくGETしたのだ。食いしん坊もここまで来ると、大したものだと我ながら感心する。

 10時ホテルに戻る。ついでに下の売店をのぞく。勉強のためにギリシャ語の新聞を買った。日経新聞があったのにはちょっとびっくり。部屋に帰って、お待ちかねのクルーリを食べる。パリパリしておいしかった。でもねー出来立ての朝のクルーリが食べたかったなぁー。わからないながらも、さっきの新聞に目を通す。そしたら、もう一つの目的地であるキプロスの記事があった。何か嬉しい。なにしろキプロスなんて日本人が行かない国だもんだから、ガイドにもちょっとしか載っていなくってとっても心細かったのだ。と言ってもギリシャ語で書いてあるから、内容はわからずじまい。

 あぁそれにしても次から次へといろいろあって大変な1日目だったねぇ。さぁて、明日はどんなことが待っているのかな。


*キプロス*リマソールプラットレスニコシア┃パフォス┃ラルナカ┃

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