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1995年6月2日から6月5日
 ┃ データ ┃ アルバム ┃
┃ 2日 ┃ 
3日 ┃ 4日 ┃ 5日 ┃


6月4日 骨折り損のくたびれもうけ

今日は山村へ

 8時起床。8時20分朝食。レストランの窓際がちょうど空いていたので陣取る。美しい海を見ながらの朝食なんてご機嫌☆彡今日のポットのお湯はちょっと熱かったみたいで、ネスカフェに入れたミルクが固まっちゃって、卵とじみたいになってしまった。きっと脂肪分が多いミルクなんだろう。

混んできたので、8時45分には早々とレストランを辞して、レセプションでナクソスの写真や雑記帳を見る。雑記帳にはいろんな国の人の寄せ書きがあったが、一人だけ日本人がいた。9時部屋に戻ってお洗濯タイム。

 10時15分にポートのバスターミナルへ出発。今日はアピランソスという山村へ行く。11時05分出発。すんごい山道をごんごんオンボロベンツバスは行く。ギリシャのバスには必ず車掌さんが乗り込んでいて、一人一人運賃を回収しに来る。ワンマンバスに慣れている私たちにはとっても面白かった。バスの中で地図を見てたら、車掌さんが「あそこが○○村だよ。」と指さして教えてくれた。バスはそのうちくねくね山道に差し掛かった。ちょっと酔いそう。12時アピランソス着。

 なんか何もないところ…。わたしは、ちょっと車酔いの初期状態でふらふらしていたので、木陰で一休み。そしたら、同じように木陰ぼっこをしているおじいさんカップルに話しかけられた。ギリシャ語だったのでよくわからないけど、近くに博物館があるからそこに行くと良いと教えてくれているようだ。せっかくなので行ってみることにする。お別れに握手をしてもらって嬉しかった。

 教えてもらった博物館は石の展示がしてあるだけでどうという展示物はなかった。切符きりのおばさんの子供がキャーキャー遊んでいて、ママンに怒られていた。帰り際、子供たちが「アロー」と言ってくれたので、「アディオ(ギリシャ語のさよなら)」と返したら大喜びしていた。ちなみにギリシャ語では先頭のHは発音しないので、ハロー(HELLO)がアロー(ELLO)になってしまう。


間抜けな私たち…

 博物館を出てから村の中ををウロウロして、城跡みたいなところにたどり着く。12時40分ここでおやつタイムにする。ところが、そんなところでぼんやりしていたお陰で13時になって目的の美術館がしまってしまった。なんて間抜けなんでしょう。なにしにきてんねん!!他に見るところもないし、しょうがないので次のバスが来るまで、また木陰ぼっこする。

 バスを待っている間、暇なので植物採集したり、双眼鏡で景色を見たりする。バス停から下を見下ろすと、階段状の石畳みの道がずっと下に向かって続いている。しばらくしたら、その下の道をロバに乗ったおじさんが上ってきた。わたしが思わず手を振ったら、振り返してくれた。今でもこういう山村では、ロバを交通手段に使っているんだ。すごすぎ。

 14時20分やっとバスが来た。二人とも待ち疲れで、町に着くまでスースー寝入ってしまった。15時帰って参りました。何かどんより疲れちゃってて、ホテルに帰る足取りも重い。ホテルに戻ったら戻ったで、レセプションには誰もいない。ちょっとロビーで待っていたけど誰も帰ってきそうにない。勝手に鍵を取って部屋に帰る。何か今日は骨折り損のくたびれ儲けって感じだ。あーしんど。


今日はおいしいかった

 18時30分今日はお昼抜きで二人ともお腹ぺこぺこになっていたので、ちょっと早めに晩御飯に行く。お陰で目を付けていたタベルナは、まだ準備中だった。しょうがないので別のタベルナに行く。

 腹ぺこの反動でたくさん頼んだ。小魚のフライ、キュウリサラダ、マッシュルームスープ、スオードフィッシュのスブラキ、ウゾ、ネロー ときた!!キュウリは嬉しかった。やっと私が食べれるサラダに出会 ったという感じ。フライもおいしい。スープも久しぶり。スブラキはもうひとつ。

 ちくちく食べてお腹もいい具合になってきて、余裕がでてきたので周りのお客さん観察を始める。下の席に若者グループがいた。このグループを仕切っていたお兄ちゃんは、やたら眉毛がぴくぴく動くので面白かった。まさか日本人の酒の肴になっているとは夢にも思っていまい。

 そのグループの面々は各々料理を注文している。西洋人はちゃんと一人ずつ前菜、メイン、デザート、ワインと注文するから量もすごいし時間もかかる。ウエイターさんもそういうのに慣れているから、私たちがそれぞれ料理を1つずつ注文したら、えっほんとに一つでいいのって感じで聞き直された。いいのよ、私たちは小食なの!!


さすが!お月さん!

 20時10分。アポロン神殿の丘にサンセットを見に行く。落ちきってしまうまで見ていた。いいねー。しばらくするとお月さんも上ってきた。おーなんだかお月さんが異様に大きく見える。周りの様子がなんだかちょっとおかしいなと思ったら、すごーい引き潮で、停泊している船が浜に乗り上げたみたいになって傾いている。すごすぎやーー!!

 それに満潮の時に見えていなかった岩も丸見えになっていた。その岩にいっぱい超特大ウニがくっついている。それを見た連れが、盛んにウニだウニだと騒ぐ。食べたらあかんでぇー。それにしても、ここまで潮が引いているのを見るのは生まれて初めて。やっぱり月の引力ってすごいんだなぁーと改めて感動した。

 暮れなずむ道をホテルまで戻ると、21時20分。この日記を書いて、アピランソスで採ってきた花をノートに挟んで押し花にする。うふふふ。またどっかで取ってきて、押し花コレクションつーくろ。




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